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自然出産の智慧―非西洋社会の女性たちが伝えてきたお産の文化

本書は世界各地の妊娠と自然出産を紹介した本です。とは言え、自然分娩至上主義を唱えている訳ではなく、本書で紹介されている各地の分娩の慣習を通じ、現代女性が出産に臨む際にもっと考慮してもよい、多くの賢明で実用的なヒントを提供しようと試みられています。

人類共通の出産という出来事のまわりには、世界各地ごとの様々な社会的習慣、慣習が取り巻いており、まさに文化そのものに触れる思いです。そしてまた、その多様性に驚かされると同時に、世界で共通した配慮がなされていることにも気付きます。

本書の最後には、この「世界各地で共通して見られる内容」について、例えば「(妊娠中は)暑過ぎないようにし、また仰向けに寝ないようにする」とか「(出産時)会陰部に湯気を当てたりオイル類を塗ることで裂傷を防ぐ」、「胎盤が出て赤ちゃんの呼吸が整うまで、へその緒は切らない」といった具合に全般に渡ってまとめられており、あらためて妊娠期間と出産に対するケアを考え、見つめることが出来ます。

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第1章 女が大きなお腹を抱える―部族社会での妊娠
第2章 孵らす女―部族民のお産
第3章 大地の母―難産での助産婦の働きと妊婦へのケア
第4章 暗闇の中から―赤ちゃん誕生
第5章 子宮がもとのところへ―お母さんへの産後のケア
第6章 まだ皆の前にお目見えしない赤ちゃん―授乳期の母と乳児の絆
幕間 新参者がやってきた―出産のセレモニー
第7章 現代のお産
第8章 新たな道を求めて―文明社会の中での健康的なお産と子育て
第9章 本来の姿で生きるには―文化間のぶつかり合いと部族民