生殖の政治学―フェミニズムとバース・コントロール
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現代人にとってはあまりにも当たり前のことになっている“避妊”。本書は、それがいつ、なぜ、どのようにして始まったのか、そして生殖をコントロールすることが「正しいこと」になっていく過程で、我々は何を失い何を得たのかを問い掛ける本です。本書では産む産まないを巡る熱い闘いについての歴史として、これらを考えて行きます。
本書の特徴は、日本においては「産児制限を唱えて女性の開放のために闘った人」という認識のみで、その内実は掘り下げられてこなかった二人の女性、マーガレット・サンガーとマリー・ストープスについて考察されている点でしょう。著者は、彼女らの運動が残した結果は、今日の私たちにとって重く切実な問題を内包していると言います。
本書は、バースコントロールについての独自の視点から、バースコントロールという行為やフェミニズムの持つ“多面性と矛盾”を浮き彫りにしようとする、刺激的な試みです。