女性のからだと性
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産婦人科医であり、性カウンセリングを専門に行っている著者による、女性の性の知識を向上させてくれる本です。本書は、あいまいな知識を確かなものにするために、そしてその知識を使って健康で豊かなリプロダクティブ・ライフ(性や妊娠・出産に関わる生活)をつくるのに役立つように書かれています。
第1章では「女性の身体の基礎知識」として、まず読者の知識と健康をチェックすることから始まります。簡単な問いとチェックシートが用意されており、ここで自己診断をすることが出来ます。その上で、生理のサイクルや仕組み、女性器の構造などの基礎知識が紹介されています。
第2章は、気になる症状に対してのアドバイスがQ&A形式で、約70ページほどにわたって紹介されています。テーマは「月経」「不正出血」「おりもの」「下腹部の異常」「外陰部」「排尿」「自律神経失調症・精神症状」に分かれており、日常で感じる多様な違和感などに対するアドバイスが掲載されています。
第3章では女性に多い病気の症状から治療法まで、約20種類に及ぶ病気の基本情報を網羅しています。ここでは、子宮膣部びらん、バルトリン腺嚢腫、外陰脂肪腫といった病気のことにまで触れられていますので、病気の基礎知識を増やすことができます。
第4章ではセックスの悩みについて、ここでもQ&A形式で80ページ近くにわたりアドバイスされています。著者の主張である「豊かな性の生活」を得るためのポジティブな具体策がたくさん掲載されており、「男性の性感帯はペニスだけですか? 他のところも感じて欲しいのですが」や「マスターベーションの利点は何?」といった部分に独自性を感じます。
この後、婦人科の受診の仕方について、その手順や検診の様子が解説されています。最後に、女性ドクターのいる病院が紹介されて本書を閉じています。