それでも医者にお産をまかせますか?
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「出産は病気ではありません。病院のベッドの上で医者の都合にあわせた管理のもとで分娩するのではなく、幸せに満ちた自然なお産を迎えるために知っておきたいことがあります」と主張する著者が送る、出産のあり方を自分でしっかり考えることをすすめる本です。
当たり前と思っていた産科の病院での出産は、以前は産婆さんを呼んで自宅で行っていたものです。もしもの時の安全のためという理由で病院で出産することが主流となっている現在、その病院出産の実態を知ることは、インフォームドコンセントの一環と言えるかも知れません。
本書では、病院で行われる出産手続きを中心に、病院側から見たときに気付く問題点を指摘しています。第3章では、乳児の出産事故の割合や合併症の発症率などについてショッキングなレポートも記されています。また、第5章では分娩監視装置の問題点について、第6章では麻酔が胎児に及ぼす影響について、それぞれ無視できない問題点を挙げています。
他にも、「会陰切開は余計なお世話です」や、「帝王切開は親子の絆を断ち切る恐れがあります」といった興味深い内容も多く、「病院で出産は当たり前」と思っていた常識に痛烈なカウンターパンチを浴びせられる思いです。
著者の文章はある種、攻撃的であり、結論を述べてからその理由付けを行うというスタイルに抵抗を感じる部分もありますが、著者はひとえに、医療が及ぼしてしまう害から女性と胎児を守りたいと願っているのでしょう。本書を参考に、自分が行う出産がどのようなものであるかを理解・自覚し、悔いの無い満足の行く出産を行えるようにしたいものです。