キャリア出産という選択―35歳からの妊娠・出産を応援する
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現在では結婚の時期は多様化し、そして高齢化(晩婚化)しています。つまり出産時期も多様化、高齢化しています。これは本書5ページのグラフからも明らかで、そこには初産の子供の総数に占める「母親が35歳以上」の割合が年々増加しており、1999年では5.78%を占めています。
著者は、こうした統計とともに周りの人間模様を見れば、いわゆる標準コースの結婚・出産の流れが破綻しているのは明白だと言い、それだけ皆の行き方がバラエティに富んできているのだと指摘します。本書では、今までの「高齢出産」にまつわるイメージを問い直し、人生のキャリアを重ねてきた流れでの出産という意味で「キャリア出産」という表現を提唱しています。
本書の前半では、キャリア出産を経験した10人の女性へのインタビューが掲載されています。キャリア出産を希望している女性にとっては、これから出会う問題への予習となるでしょう。また、特徴的なのは、ダウン症の子供を出産した女性のインタビューが取り上げられている点で、妊娠出産にまつわる出来事を包み隠さずレポートしようという、その著者の真摯な姿勢に好感が持てます。